VAUDEのバックパックは用途別に下記の6シリーズがラインナップされています。
それぞれのシリーズは、その開発目的で使われたとき最高のパフォーマンスを発揮するように造られていますが、容量からバックパックを選定すると、他の用途でも十分な機能を発揮してくれます。
例えばロッククライミングで、頂上を目指す時に使われる15-25Lの小型アタックザックは堅牢、かつ軽量で、クライマーの体と一体となって、バランス保持の面で優れた性能を発揮します。これらのモデルは軽量に出来ているため、軽登山やハイキングでも十分に使用可能です。但し、ハイキングなどを目的として開発されたモデルには背中の蒸れを防ぐベンチレーションシステムや小物類の出し入れがしやすいポケットなど、便利な機能が装備されていますので、ご自身の使用されるフィールドと、そこでどの様に使いたいか?十分に検討してからのバックパック選びをオススメします。
ここでは使用目的を便宜上「登山」「軽登山」「ハイキング」「旅行」「タウンユース」「ファミリー」の6つに分類し、バックパック選定の参考情報をご紹介しています。
入山点から頂上までの標高差が1000mを超す場合。ロープウエイなどで手軽に入山しても標高の高い山岳ルートを歩く場合。また、そのルートに宿泊を伴う様な本格的な山歩きを便宜上「登山」とし、同様に標高差が500mに満たない山歩きを「軽登山」、歩行ルートに大きな標高差がない自然の中の散策を「ハイキング」、としています。また登山とは用途が異なりますが、大きな荷物を背負ってのバックパッキングでの旅を「旅行」、日常のバックとして使用する用途を「タウンユース」、子供と共にアウトドアで過ごす「ファミリー」など、どの様な目的で使うかによって、選定するモデルが異なります。また、今回はハイキングのために購入するが、後々タウンユースでも使いたい・・・。今回は日帰りの軽登山で使うが、いずれ本格的な登山もしてみたい・・・。など、今と今後の用途をハッキリさせてから選定する事をオススメします。必要最小限のモデルは当然ながら軽く、行動も軽快になりますが、天候が急変する可能性がある状況下で、より装備を充実させる必要が出てきたとき等には容量不足になってしまい、安全な行動さえ取れなくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。
タイプ:使用条件が厳しい高所での用途には出来るだけシンプルでトラブルの発生が起こり難い構造が適しています。特に秋、冬の使用を前提としているモデルでは破損や凍結で大きなトラブルにつながる可能性もある主要部分へのファスナー使用は避けています。また、これら雨蓋タイプのモデルでは歩行中に脱いだウインドブレーカー等を雨蓋に挟むことで、容量以上の実用性も発揮します。
・ファスナーを効果的に使用し、小さな荷物の出し入れがしやすいモデルは軽登山やハイキングなどで、とても便利に使うことが出来ます。
・軽登山や開けたルートであれば、夏でも快適なベンチレーションシステムが魅力的ですが、登山ルートが険しい場合やスキーツアーなど、体の動きが大きくなる状況下ではバックパックがより体に近く、登山者と一体感を重視したモデルが適しています。容量と使用目的に合わせて最適モデルを選択してください。
・50Lを超す様な大型サイズのモデルには一見、外見や容量が同じでも細部のスペックが異なる「登山用」と「旅行用」があるので、注意して選定する必要があります。
容量:バックパックの容量はL(リットル)で表示されています。末尾に+10Lのように明記されているモデルは通常使用時の容量を拡張して使用可能なことを示しています。但し、その機能の分だけ構造が複雑になり、重量も増すことにもなるので、容量は総容量で選んで、荷物が少ないときに縮めて使う感覚で選ぶといいでしょう。ハイキングや、軽登山でも1500mを超すエリアや春・秋のシーズンは休憩時に着る+1枚のフリースなどを持って行けるように、少し大きめのサイズか、容量を拡張できるモデルがオススメです。
このガイドの中では目的・日程などにより、下記のような基準で案内をしています。
| 夏 | 15~25L | = | ハイキング | 春/夏 | 30~40L | = | 日帰り |
| 20~30L | = | 軽登山 | 50~60L | = | 小屋1泊 | ||
| 40~50L | = | 小屋1泊 | 60~70L | = | テント1泊 | ||
| 50~60L | = | テント1泊、小屋2~3泊 | 冬 | 40~60L | = | 日帰り | |
| 60L~ | = | テント2~3泊、小屋3泊以上 | 70L以上 | = | テント泊 |
※季節、日程が同じでも標高や山の特性により装備内容は大きく異なりますので、あくまでも参考資料とお考え下さい。
●標高により季節判断に修正が必要!:標高が100m上がるごとに気温は0.6-0.7度下がります。1000mを超す領域では、風の影響も大きくなるため体感温度はさらに下がります。さらに晴天時の朝夕には冷え込みはこのデーターを上回ります。従って、標高の高いエリアへの登山では、必ず+1枚をパックできるように同じシーズンでも容量に余裕のあるサイズを選ぶことが必要です。